【不眠は太る、やせない】　「春眠暁を覚えず」というが、眠たい春におすすめなのが「よく食べてよく眠るダイエット」（小学館）。著者で横浜創英短期大学の則岡孝子教授（管理栄養士）は、肥満体質と睡眠不足の意外な関係を指摘している。　睡眠時無呼吸症候群（ＳＡＳ）の専門施設「グッドスリープ・クリニック」（東京・浜松町）で栄養指導を行っている則岡教授は、「来院患者の８割はメタボの人。治療にはダイエットが欠かせない。それなのに逆に睡眠の質が悪いと太りやすいし、やせにくい」と指摘する。　ＳＡＳは、主に肥満で首回りについた脂肪が睡眠時に気道をふさぎ（無呼吸になる）熟睡できない睡眠障害。治療では、睡眠時に気道に空気を送る鼻マスクを付けるＣＰＡＰ療法をしながらダイエットを進めており、則岡教授はぐっすり眠れるための食事の取り方を重視した栄養指導を行っている。【脂肪の燃焼が低下】　では、なぜ質のいい睡眠が肥満の解消、予防につながるのか。則岡教授は「不眠が続くと、やせるために必要な体内ホルモンの分泌が減る」とし、こう説明する。　「脳に満腹刺激を与えるレプチンと食欲を増進させるグレリンは拮抗関係にあって、睡眠不足はレプチンの働きを悪くしてグレリンの分泌を増やす。このバランスが崩れると体は異変を感じてエネルギーの消費を抑制。脂肪を蓄積しやすい体質になるのです」　加えて、脂肪を燃焼させて代謝を活発にする成長ホルモンは、深い眠りのノンレム睡眠時に分泌されるため、眠りが浅いと脂肪燃焼が低下する。【食品で熟睡サポート】　そこで則岡教授がすすめるのが、食べて睡眠の質を高めるダイエット法。睡眠にかかわるホルモンの産生や安眠効果が期待できる食品（別項参照）を摂ることだ。　「精神を安定させる脳内物質セロトニンは、睡眠ホルモン、メラトニンの分泌を促進させる。これらの物質の原料になるのが“トリプトファン”。魚介類に多く含まれる“グリシン”は睡眠のリズムや質を調節しています」（則岡教授）　また、堅い食物繊維や脂肪は消化が悪く、深い睡眠の妨げになるので夕食には多く取らない方がいいという。　「質のいい睡眠を続けて“やせ体質”になってくると、３カ月－半年で体重は確実に減ってくる」と則岡教授。　“睡眠不足は太る”ということを肝に銘じたい。■よい眠りをとるための食品【トリプトファンを多く含む食品】赤身の魚、大豆製品、乳製品、バナナ、アボカド、クルミなど【グリシンを多く含む食品】青魚、ホタテやアサリなどの貝類、エビなど【安眠をもたらす食品】レタス、サンチュ、タマネギや長ネギ、ニラ、セロリ、パセリなど。夜に食べる場合はスープなどにするといい。「つぶやきスキンケア」をフォローするだけで、美肌になるの巻！！　←参加中


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miu 　 2010-03-23 18:52:21 提供：シャレコスキンケア