中学1年の数学の教師・・・私は勉強が大嫌いでノート提出すらしなかった。
1年の1学期の初めてのノート提出・・・なぜノート提出しないのか？と真剣に怒られ出欠簿の角で頭を叩かれた。そのときは何でここまで怒られなければならないのか？成績が悪いのは自分だし先生に関係ないって思ってた。でも2回目のノート提出からは叩かれるのが嫌でノートを出すようになり・・・ノート提出するなら綺麗なノートに仕上げたいという思いに変わりそれからノートをきちんと取るようになり、数学が楽しくなってきて・・・中学3年のときはその先生が担任で・・・春はクラスメートとの喧嘩に冷静に双方の話を聴いてくれたし、夏は学校に行きたくなくなった私に毎日の様に電話をしてきてはなぜ来ない？？と冷静に話しかけてくる。そのときの私は、行きたくない・・・といって電話を切る毎日。秋になって高校行く気は無いと私は決めていたのに・・・先生の説得で高校へ進学。公立高校進学は厳しかった私に、見つけてくれた素敵な高校。受験して結果が学校に送られてきて・・・また学校にいって無かった私に先生は電話をかけ、通知が届いてるからとりあえず来なさい、といわれた。しぶしぶ行ってどうせ不合格と決めていた私に先生はまずおめでとう！！っていってくれた。
まもなく卒業。卒業式すら出たくないと思っていた私に、卒業式3日前に先生は、あと3日だけでいいからでてきなさいといわれた。しぶしぶ行った。
そして卒業して高校生活もいろいろあったけど数学はやっぱり好きで、数学あるから学校いこう！！と通学。高校卒業して10年いまだに、高校の友人とは仲良く、この出会いもその数学の先生のおかげ。ただもう、その恩師にありがとうは言えない。最近知ったのだがその先生は病気で当時3歳の娘さんを残してなくなられたようで。享年30代後半だったと思われる。先生にはごめんなさいとありがとうを言いたい。

ももんが 　 2011-12-01 19:07:18 提供：湘南ゼミナール