今回中間テストに当たる定期考査3を受けてきた中学生の娘。

定期考査1、定期考査2、夏休み明けのテストとふるわない成績をとり続ける娘ですが、
定期考査1の結果よりも定期考査2の結果が異様に悪く、順位も急降下しており、
「正直…いま中1とはいえ…すでに行く高校がないのではないか」
と恐怖に打ち震えた私たち両親でした。

通う中学は地域の一般公立中ですが、
全国でも学力が降下していると全国模試の結果でも証明されてしまった
「かつて遠い昔の教育県、岡山」において、
そのなかでも平均を引き下げ、さらに低水準を維持しているらしい市に住んでおります。
その市の中でもさらに子どもの中学はレベルが低いという認識があり、
学校では成績向上の手を打たず、素行不良の生徒を増やさないようにということばかり
尽力し、やたらと部活動に打ち込ませています。
その結果、かつては半数が進学していた県立普通科高校に
現在はわずか数人しか進学できないというレベルにまで落ちています…。

前置きが長くなりましたが決して高くないレベル、むしろ低いレベルの中にいて、
さらにほとんど後ろから数えてすぐのような成績しか
とれなくなってしまっているのがわが子。

夏休み明けのテストは出題範囲もせまいし分かっているし、
こんな成績ではどうにもならないと業を煮やした私たち両親が
つきっきりでテスト勉強をして、すこしは、ましな順位になったものの、
決して楽観視できる状況でないことに変わりはないのでした。
（将来の進学において…）



今回の定期考査は子供の方から「勉強を教えて」と言ってきました。
両親ともに気長に優しく教えるこころのゆとりはないのですが、
怒鳴られ罵倒されながらも教えてもらった方が点が取れたからと
そのへんだけ素直な子供は思ったようです。（普段は素直じゃないですが）

定期考査ともなると範囲も広く、一夜漬けというわけにはいきません。
一週間前から時間をかけ、両親で分担し一教科ずつ範囲全部を漏れなく教えてきました。
はっきり言って先生のやった授業を早回しで全部範囲の分やった感じです。
夫は社会、私は国語、数学、理科、英語を受け持ち、
家事もやらなければいけないことも犠牲にしてのどが痛くなるほどしゃべりつづけ
教え、解かせ、反復してきました。

でも…

テスト当日、子どもが帰宅してから、言った言葉。
「何を問題で聞かれているのか、わからんかった」



脱力です。

こんなにのどを痛めて教えた私の努力はなんだったんでしょうか。

中学生のころは1回聞いて頭に入らなくても、2～3回やれば覚えて使えるようになる、
そんな記憶力がまだ若いからあったように思うのですが
今どきの子は違うんでしょうか。
それとも我が子は特別に頭がよくないんでしょうか…

泣きたい私にさらに追い打ち。つぎつぎと返却されるテスト。
問題用紙はテスト当日に帰宅後渡してもらい見ていて、
「うんうん、これもこれも、教えたところが出たな」と思っていたのに。

教えたことの半分しか頭に入ってない～！

そう、つまりほとんどみんな50点です。

まだ中1です。この点はひどすぎます。

まてよ、これ、自主学習に任せて親が関知せずテストを受けていたらどうなっていたのだ？


自分の部屋で、自分にやたら甘い子供はすぐ「息抜き」「休憩」と称して
マンガを読んだり描いたり、寝たり、ネットしたり、音楽聴いたり…

それで定期考査2ではどん底のような結果になっておりました。

もしそのまま放置していたら…

学年最下位だったかも。マジで。



こんなに熱心に教えても、やっぱりテスト前1週間じゃダメなんです。

普段の授業でちゃんと聞いてないとなぜか誇らしげに言い放つ娘。

だって学校の先生うざいんだもん、だと…



そんなの関係あるか～！先生の言うことはちゃんと聞きなさい！


そう叱っても思春期の子供の耳は受け付けません。


本人は深刻に思っていないんだろうけど…
なにかと中学生の子供のことで胸を痛め悩んでしまう最近の私。

テスト前は、少しはいい点になるようにとこちらも頑張っていたのに、

テスト後は、子どもよりよっぽど打ちのめされている感じです（涙）




それでも、子どもが、

「やっぱり、毎日勉強教えて。テストで悪い点しか取れなくてごめん」

と言ってきたので、まだがんばろうかという気持ちにはなってきています。

ただ、このダメージ…

回復に少し時間がかかりそうです。



今回の定期考査のビフォー・アフター。

我が家の子供では、こんな感じでした。

BRUYANT 　 2012-10-31 20:32:22 提供：湘南ゼミナール