『シアタークリエ1月公演 『アイ・ガット・マーマン』ファンサイト』
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モニタープラザさんのご招待で、東宝(株)演劇部さんのミュージカル「この森で、天使はバスを降りた」開幕直前通し稽古をみせていただく機会に恵まれました。
「この森で、天使はバスを降りた」は、96年サンダンス映画祭観客賞を受賞し、98年に日本でも公開された米国映画がベースになっている作品です。原題は「The Spitfire Grill」といって、食堂の場面が多いのですが、ギリヤドという自然豊かな森のある町での出来事です。この森が、展開に大きな意味を持っているのですが・・・、なんとも心温まるステキなストーリーでした。
ウィスコンシン州ギリヤド、この田舎町に、深夜の最終バスでひとりの女性が降り立った。彼女の名はパーシー(大塚ちひろ)。罪を償い仮釈放の身となった彼女は、刑務所内でみた旅行案内の美しいギリヤドの紅葉にひかれ、新たな人生の一歩を踏み出そうとやってきたのだ。かって採石場として活気に溢れていた町も、今ではその面影はない。美しい山並みと深い森が広がり、静かな時間だけが流れていた。
パーシーは保安官ジョー(藤岡正明)の紹介で、ハンナ(剣幸)が切り盛りする「スピットファイア食堂」に住み込みで働くことになる。ハンナの甥っ子ケイレブ(宮川博)と、町一番のウワサ好きエフィー(田中梨花)は、パーシーを敵視し、よそ者扱いにする。パーシーをただひとり受け入れるシェルビー(土井裕子)は、夫のケイレブに隷属して言いたいことも言えない。そんな中、転んで足を痛めてしまったハンナは、パーシーの真摯な対応に心を動かされる。そして、ケイレブの反対をよそに、パーシーとシェルビーに食堂を任せることにする。
悪戦苦闘しながらも充実した日々が過ぎていく中、パーシーは深夜に出没する訪問者(草野徹)の存在を知るようになる。ある日、シェルビーからハンナが食堂を手放したがっていると聞いたパーシーは、一口100ドルの作文コンテストを新聞に載せて、一番良い作文を書いた人に食堂をプレゼントすることを提案する。
いつしか心を通わせていく三人、しかしハンナは、かって町の英雄でベトナム戦争で行方不明になった息子イーライの事で秘密を抱えており、シェルビーは従順を求める夫との間に亀裂が生じていた、そしてパーシーは、自分が犯した罪とあまりにも悲しい過去を語りはじめる。
四季は一巡りし、広大な森は黄金に色づきはじめる。美しい自然に抱かれて、そこに住む人々とギリアドの町に、再生の時が近づいていた・・・・(プログラムより)
ミュージカル初心者の私、図々しくも、出演者の皆さんのことをほとんど知らなかった・・。
ミュージカル好きな仲良しのブログ友達のよっし~さんには、えぇ~!!って、うらやましがられていたけれど、すごいキャストの皆さんだったんですね~。
全編、歌、歌、歌!どの方もスバラシイ歌唱力に加え、演技にも目が釘付け。
大塚ちひろさんの力強い歌。ソプラノのキレイな土井さんの透き通るような声。剣さんの老け役に徹した演技力。藤岡さんの台詞のある役初体験とは思えない堂々とした演技。スパイスの効いた田中さんのコミカルな演技。嫌味な夫を演じた宮川さんの演技。そして台詞のない草野さんの存在感。
パーシーとシェルビー、ハンナが応募してきた手紙を読み合うコミカルな場面。希望を見いだした三人の明るい顔には、おもわずにんまり。
パーシーが、過去を語った場面、シェルビーが優しくパーシーを慰めるために歌った歌には涙が止まりませんでした。
「癒しと再生」をテーマにしたミュージカル。
希望を失った町の人々がパーシーの純粋さに光を見いだしたように、パーシーもまた、ありのままの自分をうけいれてくれるシェルビーたちを通し、自分自身の心の闇に再び光を見いだそうとする。
傷みを知ったから、絶望を知ったからこそ見えてくる物、癒しと再生をもたらすものは、実は私たちの中にあるんだと教えてくれる作品でした。
見終わってから、せっかくなので、映画版を探して、観てみたいなぁと思いました。
今日からの本公演、大成功されると信じてやみません。キャストの皆さん、頑張ってくださいね。そして、こんなにステキな作品鑑賞の機会をあたえてくださったモニタープラザ様、東宝(株)演劇部様、ありがとうございました。
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るいとも 2009-05-05 08:13:51 提供:東宝(株)演劇部
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