『大人の選り抜き情報サロン★モニプラ』
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2009年11月22日(日)裁判マニュアルの決定版★「裁く技術」(森炎/著)発売前先行モニター募集! ←参加中「モニプラ」さんのプロジェクト「裁く技術~無罪判決から死刑まで」(森 炎/著 小学館101新書)プレゼントに応募しましたところ当選致しました。届いた商品がこちらです。【裁く技術~無罪判決から死刑まで】(森炎/著)の抜粋版です。本書は、元裁判官の著者が「市民がどのようにして裁判をやり通せばよいのか」を誰にでもわかるような形で示そうとしたものという事で、早速読ませて頂きました。無知な私には驚く事が沢山書かれてあり、一気に読んでしまった程非常に分かりやすく、かつ、ビックリするような事が沢山書かれてありました。私は、裁判員になる人は、ならない人よりはるかに少ないと思っていたのですが、実際は、今年の裁判員候補者の数は35万人もいて毎年毎年、11月末になると30万人を超える人に通知が送られて来るという事を初めて知りました。そして、約28年で20歳以上の日本国民にぐるりと全員一回りするという事を知り、大変驚きました。つまり、1回どころか、2回も3回もまわって来る可能性があるという事ですよね。更に驚いた事は、最終抽選により裁判員に決まるとその日の午後から裁判が行われるという事です。裁判員に選ばれたら、その時になって色々勉強してみようなどと安易に考えていたのですが、そんなのん気な事を言っていられない訳なんですね。ですから、「裁く技術」を心得ておく事は、非常に重要な事なのだと今回、改めて痛感致しました。色々と読み進めていくうちに、非常に興味深いというか、素人の私から見ると、“それは、ちょっとおかしいんじゃないの~?”と思うケースが2つ載っていましたので、そちらをご紹介したいと思います。【ケース1】●たかられていた被告人(C)がたかっていた女性を殺害 (たかられて、たかられて殺人事件)●交際し始めた女性にたかった挙げ句、その女性を被告人(D)が 殺害 (たかって、たかって強盗殺人事件)このケースを読んだ時、私は当然のごとく、(C)と(D)を比べた場合(C)の刑の方が(D)よりも軽くなると思いました。何故って、たかられ続けて、やむをえずに殺害してしまったのですから、同情する余地があると思ったからです。反対に、たかり続けた挙げ句に殺害してしまった(D)に対しては、何の同情も湧きませんでした。ところが、判決は(C)は死刑。(D)は無期懲役だったのです。何ともすっきりしない納得の出来ない判決だな~と、私は思っていたのですが、その後の解説を読んで“なるほどね~。そういう事だったんだ~。”と、スッキリしない気持ちが少し晴れた気分がしました。どうして、このような判決が出たかと申しますと、それはズバリ!!仮釈放中の中身が違っていたからだったんです。(C)は無期懲役の仮釈放中で、(D)は有期懲役(懲役12年)の仮釈放中の犯罪でした。前科の中でも無期懲役前科というのは特別なところがあり、前回無期懲役でまたダメだったのだから、今度はこれに一歩を進めざるをえないという面がある為、死刑となったようです。【ケース2】●無銭飲食を繰り返し、スナックのママに見透かされ 追いつめられて、被告人(E)がスナックのママを殺害 (追い詰められ強盗殺人事件)●強盗殺人を犯して死刑になりたいと思い、被告人(F)がスナックの ママを殺害 (死刑志願強盗殺人事件)このケースを読んだ時も私は当然のごとく、(E)と(F)を比べた場合追いつめられてしまった(E)には同情の余地があり、死刑になりたいという理由で殺人を犯した(F)には、何て身勝手な人だろうと思い同情する感情は湧きませんでした。ところがです。さっき同様、判決は私が思っていたものとは反対で(E)に死刑。(F)に無期懲役だったのです。この場合の決め手は「同種の重大前科」というものだそうです。(E)の場合、前科として旅館の女性経営者を絞殺して懲役15年に処せられたという事があり、これが死刑の決め手になったそうです。これに対し、(F)には、強盗致傷を始め、多数の前科があったものの殺人や強盗殺人はなかったそうです。(E)は、若い頃に旅館経営者を殺害していましたが、どちらもコード様のものによる絞殺、金を取っているなどの「類似性」があり「抜きがたい犯罪傾向」が見られ、性懲りもなく同じ事を繰り返した事になる為、死刑という結論になったという事です。この2つのケースを見た時に、前科がいかに大事であるかがよく分かりました。1つの殺人事件を判断する時に、“それはやむを得ない犯行だから死刑にするのは可哀そうだよ。”“自分勝手な犯行だから死刑で当然”などと自分の感情任せに安易に考えてしまう事は、よくない事だと分かり、また、法律の奥深さをしみじみ知る良い機会となりました。この先、自分が裁判員になる日も近い将来やって来るのでしょう。その時に、今回学んだ事が少しでも活かせれば良いなと思いました。「株式会社小学館」さん、「モニプラ」さん、どうもありがとうございました♪
Happyまみりん 2009-11-22 15:58:03 提供:株式会社 小学館
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