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先日いただいた 扶桑社新書さんの 『蒼い炎』 羽生 結弦 著
読ませていただきました
スケートを始めた頃から今まで、といっても10代ですから
本当にこの10年くらいの話なんですね。
試合後のインタビューを元にまとめたようなので
その時々の素直な気持ちがそのまま語られています。
彼自身が3・11の被災者だしチャリティー目的の本なのに
そのために作ったというような無理がなく好感が持てました。
これまでアスリートの本や自伝的なものは関心がなく、
今回は本当に注目の選手だったから応募してみたのですが
内面を知ることでより羽生選手のことが好きになりました
見た目がまだ少年っぽく初々しさもあり、
素直で可愛いらしささえ写真からは感じられるものの
負けず嫌いで向上心が高く何でも吸収しようとする姿勢が
文章からは伝わってきました。
震災で感じた恐怖も、大変だった環境も
書いてあるだけではなかっただろうと思われます。
でも、震災の経験は大きいけれどすべてではない。
それが文章に占める割合からも感じられました。
高校野球でも何でも、
震災で練習できなかったことを言い訳にしたくない、
というアスリートが多かったですね。
実際に震災で辛い環境にあったにも関わらず
そう思えるところにたどりつく強さはどこから来るの?
と何かを成し得たと思えない自分には不思議だったのですが
羽生選手も多くの人も自分が競技することが
どれだけの人に支えられているか、
また多くの人に喜んでもらえているかを
強く知っているせいなのかな、と思いました。
でも、競技は誰でもない自分自身のため。
そこにブレがないのもいいですね。
震災は大きな体験であって、彼のすべてではない。
とはいえ震災後のアイスショーの経験がプラスになったように
チャリティという目的で今この本が作られたことは
後になってみると不思議なタイミングに思われるかもしれませんね
オリンピックでメダルをとったりした後よりも
ずっと新鮮に感じられるのではないでしょうか?
もちろんメダルもとってほしいし
「大人の男性」 に成長していくのも読んでみたいですが
10代という貴重な時間をまとめられた本になったと思います。
思ったよりもよかったというか
すっかり今シーズンが楽しみになってしまうほど
思い入れが強くなってしまいました
(感想が長いってば)
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フィギュア好きの人はもちろん「TVはまあ見る方かな~」くらいの人に
ぜひおススメしたいです
あい 2012-05-02 21:08:35 提供:株式会社扶桑社
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フジサンケイグループの総合出版社として、ESSEやSPA!などの雑誌から、一般書籍、扶桑社新書、扶桑社海外文庫まで、さまざまな本ををつくっています。