【木の家】奥様の感性で選び抜かれたお気に入りに囲まれた家　／重量木骨の注文住宅｜重量木骨の家ファンサイト

商品説明

暮らし拝見　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　木の家　MyStyle vol.26

たっぷりの日差しと料理、家族の会話を楽しむ大空間

　自宅にセレクトショップを併設しているK邸。かつては、同じ場所に実家があり、その一部を使って奥様は子ども服店を営んでいました。その頃住んでいた所から20〜30分かけて通っていたと言います。
「一度お店に来れば簡単には帰れません。生活のなかで、お店にかなりの時間を割いてしまっているとモヤモヤしていたんです。だからもっと生活の基本である〝お母さん業〞をしようと、家と店を一緒にしました」
いまは簡単に行き来することができ、ふたりの子どもたちが小学校から帰宅する時間にも家にいることができるようになりました。
Kさんご一家がそれまで暮らしていたマンションは暗く、またキッチンは2畳ほどで、リビングとは切り離された設計でした。奥様は閉塞感と孤立感を覚えることになったと言います。そんな思いをぶつけるように、新居の2階にはたっぷり光が取り込めるリビングとキッチンを約34㎡スペースに収めました。キッチンにはコミュニケーションしやすい対面式をチョイス。

（左）個性的な階段はスペース効率を考えた工務店オリジナル。左右は子ども部屋です。
（中）階段下のスペースを活かし、子ども部屋には作り付けの机と収納を備えます。ランドセル入れもあるデザインが特徴です。
（右）リビングの梁には6個の堅牢なフックを装備。いまはブランコですが、ハンモックにも挑戦予定です。

（左）2階はキッチンから、ダイニング、そしてリビングまで間仕切りなくひと続きの空間になっています。
太陽の日差しがたっぷり差し込む、K邸憩いのスペースです。
（右）急勾配の屋根と白い壁が特徴のK邸。1階に奥様が営むセレクトショップがあります。

素材感、質感、ディテール、
そして使い勝手といった奥様のスタイルを提示

「子どもたちと向き合う時間が増え、料理を作っているときも家族と一緒。それに以前は子どものお友達も呼べないくらい狭かったのですが、いまではどんどん遊びにきてくれるようになりました。明るいし、料理もしやすいし、この家に住むようになってから、いろいろな面でのストレスが本当になくなりました」
居心地が良くなったキッチンにいる時間も長くなり、料理の品数も増えたそうです。春や秋はそんな料理をリビングから続く9㎡のウッドデッキで楽しむことも多かったとご主人。そのデッキは外と繋がる空間が欲しいというご主人の要望からできたもの。夏場には涼を感じながらのビールタイムも堪能したそうです。
ご主人はもうひとつ、耐震性に優れ、頑丈であることにこだわりました。その結果、SE構法を採用し、地元工務店の平成建設に設計・施工を依頼しました。多くの木造住宅を手掛けてきた安心感と、担当営業の人柄が良かったと奥様。
「本当に楽しい方で、話しやすかったんです。気になるところ、直してほしいところ、なんでも話題にすることができました」
お子さんも担当営業をあだ名で呼ぶほどの仲の良さ。親密な打ち合わせが重ねられてきたことが窺えます。
奥様はセレクトショップを営むほどですから、素材やデザインに対するこだわりが強くありました。家に対する関心も人一倍。結婚以来、素敵なマイホームを夢見て、雑誌を切り抜き、スクラップを続けてきました。
「新しいページを入れたり、感性に合わなくなったものを抜いたり、10年くらい続けていたんです。これが素材感や建築用語がわからなくて言葉ではうまく説明できないところを補ってくれました」
また奥様は“イヤだと感じるデザインのスクラップブック”も見てもらったとか。これがイメージの統一に役立ちました。窓の形状、床材や壁紙、コンセントのデザインなど細部にわたり、ビジョンとスタイルを持っていた奥様の感性を反映した家が完成したのです。元気にリビングで遊ぶ子どもたち、そして温かいまなざしで見守るご夫妻。その様子からも、皆が満足していることは明らかです。